Sunday, January 31, 2010

肺炎球菌とは?


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肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)
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❍直径0.5〜1.0μmグラム陽性の球菌。連鎖状の配列をする。

電子顕微鏡:ダイダイ色は後から着色しています。

❍莢膜のもつ糖蛋白質により80種類以上に分類される。

❍国,地域により異なる型の肺炎球菌が流行しています。
ーーインフルエンザと似て,異なる型のものには免疫ができませんので,
ーー何度となく罹る人もおられます。


❍起こされる病気の種類:
ーーーーー① 化膿性髄膜炎:乳幼児
髄膜炎の患者から髄液を採取→遠心分離→沈査物をグラム染色
2つ並んだ黒いのが肺炎球菌。

ーーーーー② 中耳炎,副鼻腔炎:乳幼児〜小児期
ーーーーー③ 菌血症:乳幼児
ーーーーー④ 気管支炎,肺炎:乳幼児〜小児期〜老人
ーーーーーハイリスクの人は:脾臓のない人,慢性呼吸器疾患,乳幼児
喀痰の中の肺炎球菌:好中球の間に散在,食われたものも見えます。

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