Tuesday, April 27, 2010

カサブランカ,モロッコ

場所 :カサブランカCasablanca,The Kingdom of Morocco
滞在期間:1987年11月16日〜18日,20日〜21日。
言語 : アラビア語(公用語), Berber, French, Spanish
宗教 : イスラム教
通貨 :  ディラハムDirham
輸出品:Minerals, seafood products, citrus fruit


日本人長期滞在者(1987年):50名(こども5名)他に海外青年協力隊員62名。
カサブランカは港町,首都のラバトと異なりビルが立ち並ぶ大都会です。
昔の商店街は,一部,観光用?にあるぐらいです。
11月17日,18日: 在留日本人の健康診断を実施。

ホテルの窓から
                                      
カサブランカ市内

Thursday, April 22, 2010

帯状疱疹とは?

1)帯状疱疹とは?
帯状疱疹(胸部)
小さい水泡が帯状にできます。痒みと痛みが混在し,いわく言
いがたい痛みがきます。この例では肋間神経の走行に沿って
出現ます。高齢者では治癒した後も肋間神経痛がおこります
(治癒しない時はペインクリニックで治療を受けて下さい)

2)好発場所は?:
ーーー帯状疱疹(腰部に出たもの)

ーー帯状疱疹(大腿部にでたもの)


3)原因:水痘・帯状疱疹ウイルスが病原体です。
ーーーーーーーー その電子顕微鏡写真:
水痘(水ぼうそう)に罹ると,数週間で治癒しますが,ウイルスはその後,
脊髄の神経節に潜伏します。体調が悪くなった時に,ウイルスは活性化し
て増殖し,その脊髄神経(8本の頸部神経,12本の胸部神経,5本腰部神経,
5本の仙骨部神経)に沿って皮膚にでてきて,そこが水泡になります。
4)年齢:高齢者が多い。ストレス状態で体調不良が引き金になります。
ーーーーー小学生頃からホチボチできはじめますが乳幼児は稀です。

5)治療:局所にはフェノール亜鉛華軟膏。
ーーーーー内服薬:抗ヘルペス剤  
------------------------i) アシクロビル(商品名:ゾビラックス)
----------------------- ii) バラシクロビル(商品名:バルトレックス)

ご質問は ----------------
〒755ー0097
山口県 宇部市 常盤台1丁目20−2
上宇部こどもクリニック 萩原啓二 
電話: 0836-29-1155
Fax: 0836-29-1156
E-mail: keijihagiwara@gmail.com 

Wednesday, April 21, 2010

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)




おたふく風邪は耳下腺が膨れます。顎の下の顎下腺も膨れます。
2〜3才ではよく観察しないとわかりません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おたふく風邪(流行性耳下腺炎):

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1)原因:おたふく風邪ウイルス
2)潜伏期間:接触から発病まで2〜3週間。
3)耳の下のところから膨れてきます。左右とも膨れることが多いですが

ーーー片側だけのこともあります。腫れがひくのは早くて1週間〜10日
ーーーかかります。
4)年齢: 赤ちゃんは罹りません。2〜3才過ぎから罹り始めます。

注意:おたふくかぜは,比較的軽い病気と思われているようです。
i)     思春期以降に罹ると睾丸炎を高率に発症し精子減少をきたします。   
ii)    流行する年や地域により(1人/30人〜1/300)無菌性髄膜炎
ーー(高熱,頭痛,嘔吐から痙攣まで)の合併症があります。   

iii)   難聴は1名/1〜2万ぐらいで稀ですが,子供さんに起こります。    
ーーこの難聴は改善しません。
iv)   おたふく風邪に2〜3回罹ったという人は,これは反復性耳下腺炎です。

ーーその特徴は片側だけで,2〜4日で治ることが多い。中学生を過ぎると
ーーおこさなくなります。その内の1回のみがおたふく風邪ウイルスによる
ーー耳下腺炎です。その他の原因は他のウイルスか細菌によります。


予防:おたふく風邪ワクチンがあります。自費ですが1才以上で接種できます。
ーーー現在,世界では日本だけが,MMR(麻疹,おたふく,風疹)の混合ワク
ーーーチンが中止中です。

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突発性発疹症ですか?

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生後7か月,男
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4月19日 昼に発熱に気ずく。39.2℃。 咳(ー),鼻水(ー)。
ーー20日 夕方には解熱,夜に顔,体(前面>後ろ)に発疹に気がつく。
ーー21日 受診。口蓋弓に発赤(+)。顔,体幹の前面に麻疹様発疹

ーーーーー四肢には少し発疹(+)。
           

                                         
コメント:熱が下がると同時に発疹がでるのは,突発性発疹症の特徴ですが,
ーーーーー有熱の期間が1.5日と短いので,当てはまりません。
ーーーーーおそらくエコー・ウイルスEchovirusによるものでしょう。



質問先:


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コレラ

コレラ菌(鞭毛染色)

病原体:コレラ毒素を産生するV.cholerae O1 およびO139 である。
ーーーー現在もインドおよびバングラデシュにおいて、O139コレラ菌
ーーーーとO1 エルトールコレラ菌と交互に発生している。
ーーーーわが国におけるコレラは熱帯・亜熱帯のコレラ流行地域への
ーーーー旅行者の現地での感染例である。
感染経路:コレラ菌に汚染された水,食べ物の摂取。
潜伏期間:1日
症状  :腹部の不快感と不安感に続いて、突然下痢と嘔吐が始まる。
ーーーー下痢便の性状は“米のとぎ汁様(rice water stool)”と形容され、
ーーーー白色ないし灰白色の水様便で、多少の粘液が混じり、特有の甘くて
ーーーー生臭い臭いがある。下痢便の量は1日10リットルないし数十リットル
ーーーーに及ぶことがあり


ご質問
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Tuesday, April 20, 2010

コレラ・ワクチン




1)コレラの分布

2)コレラ菌の電顕写真( x 2,000)
                            

3)2001年頃まで使用されていたコレラ・ワクチン接種証明書

4)注射ワクチン:菌体(Vibrio cholerae O1)の死菌ワクチン。
ーーーーーーーーー免疫獲得率50%,有効期間が6ヶ月と短いワクチン。
ーーーーーーーー近年はそれほど致命的でないエルトール型が流行

ーーーーーーーーーーの主な原因菌であるので2001年にWHOが使用中止
ーーーーーーーーーーを勧告し接種は推奨されていない
5)経口ワクチン:
-----商品名:Dukoral

-----ワクチン成分:不活化コレラ菌(Vibrio cholerae O1)と遺伝子組み替え
ーーーーーーーーーによるコレラ毒素Bサブユニット。
ーーーーーーーーーVibio cholerae O139に対する予防効果もある。
-----製造販売:Crucell, Leiden,The Netherlands (http://www.crucell.com/ )
------------------1992年認可,世界 60 ヵ国以上で使用。
-----投与法:1~6週間隔で2回服用する経口ワクチン。

質問先:
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Sunday, April 18, 2010

黄熱病ワクチン


黄熱病ワクチンは病原性を弱めた生ワクチン。

1)商品名 :YF-VAX® 
2)販売会社:Sanofi Pasteur
3)対象  :生後9ヵ月以上
4)注意  :生ワクチンの注意事項に同じ。65才以上に接種するときは接種後10日は
ーーーーーーーモニター。
5)投与  :凍結乾燥バイアルを付属の蒸留水で溶解。0.5mlを皮下注射。
6)有効期間:10年。その後は再接種を推奨。ただし接種後も30〜35年後,それ以後
=======も免疫が持続するという報告もある。
7)接種できるところ:検疫所と一部の機関のみです。下記に表示。
8)黄熱病のリスクのある国:下記に表示。
ーーーーーーーーーーーーーー 例)コナクリ,ギニア
9)入国の際に黄熱病ワクチン接種証明書が必要な国:下記に表示。
ーーかならずその国の大使館に問い合わせること。
ーーーーーーーーーーーーーーー例)a) アクラ,ガーナ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーb) モンロビア,リベリア

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
➞ 黄熱病ワクチンが接種できる場所と電話番号
1)小樽検疫所 0134-23-4162
2)千歳空港検疫所支所 0123-45-7007
3)仙台検疫所 022-367-8101
4)独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 022-367-8101
5)独立行政法人国立病院機構盛岡病院 022-367-8101
6)成田空港検疫所 0476-34-2310
7)東京検疫所 03-3599-1515
8)横浜検疫所 045-201-4456
9)新潟検疫所 025-275-4615
10)名古屋検疫所 052-661-4131
11)中部空港検疫所支所 0569-38-8193
12)大阪検疫所 06-6571-3522
13)関西空港検疫所 0724-55-1283
14)神戸検疫所 078-672-9653
15)広島検疫所 082-251-1836
16)高知出張所 088-832-5422
17)福岡検疫所 092-291-3585
18)福岡空港検疫所支所 092-477-0210
19)長崎検疫所支所 092-477-0210
20)鹿児島検疫所支所 099-222-8670
21)那覇検疫所 098-868-1674
22)財団法人日本検疫衛生協会横浜診療所 045-671-7041
23)財団法人日本検疫衛生協会東京診療所 03-3201-0848

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
➞ Table 2-12. Countries with risk of yellow fever transmission
Africa
~~~~~~
Angola,
Benin, Burkina Faso, Burundi
Cameroon, Central African Republic, Chad(2) , Congo, Republic of the Côte d’Ivoire
Democratic Republic of the Congo,
Equatorial Guinea , Ethiopia, Gabon, The Gambia, Ghana, GuineaGuinea-Bissau, 
Kenya, 
Liberia
Mali(2), Mauritania(2), Niger(2) , Nigeria,
Rwanda
Sierra Leone, São Tomé and Principe, Senegal, Somalia, Sudan(2)
Tanzania, Togo
Uganda

Central and South America
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Argentina(2)
Bolivia(2), Brazil(2)
Colombia
Ecuador(2)
French Guiana
Guyana
Panama (2), Paraguay, Peru (2)
Suriname
Trinidad and Tobago (2)
Venezuela (2)

※  Countries/areas where “a risk of yellow fever transmission is present,” as defined
----by the World Health Organization, are countries or areas where “yellow fever has
----been reported currently or in the past, plus vectors and animal reservoirs currently exist”.
(2) These countries are not holoendemic (i.e., only a portion of the country has risk of
----yellow fever transmission). Please see Maps 2-3 and 2-4 and yellow fever vaccine
----recommendations (Table 2-14) for details.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

➞入国に際して黄熱病ワクチン接種証明書が必要な国(アイウエ順)
1)アンゴラ ANGOLA
  国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
  黄熱予防接種の推奨:あり
2)ガーナ GHANA
  国の要求:生後9ヶ月を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
  黄熱予防接種の推奨:あり
3)ガボン GABON
  国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
4)カメルーン CAMEROON
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
5)ギニアビサウ GUINEA-BISSAU
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
6)コートジボワール CÔTE D’IVOIRE
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
7)コンゴ共和国 CONGO 
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
8)コンゴ民主共和国(旧ザイール)
ーーDemocratic Republic of the Congo (formerly Zaire)
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
9)サントメ・プリンシペ SAO TOME AND PRINCIPE
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
10)シエラレオネ SIERRA LEONE
ーー国の要求:すべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
11)中央アフリカ CENTRAL AFRICAN REPUBLIC
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
12)トーゴ TOGO
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
13)ニジェール NIGER
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーーまた、ニジェールを出発する渡航者に接種を推奨
ーー黄熱予防接種の推奨:サハラ砂漠南部地域へ行く生後9ヶ月を超える
ーーすべての渡航者に推奨
14)フランス領ギアナ FRENCH GUIANA
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
15)ブルキナファソ BURKINA FASO
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
16)ブルンジ BURUNDI
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求  
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
17)ベナン BENIN
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
18)ボリビア BOLIVIA
ーー国の要求:黄熱リスク国からの1歳を超える渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー外務省情報によれば、政府が定める黄熱リスク地域に渡航する外国人は
ーー黄熱予防接種証明書を要求。
ーー黄熱予防接種の推奨:国内のリスク地域;ベニ(Beni)、コチャバンバ
ーーー(Cochabamba)、サンタクルス(Santa Cruz)の各県と、ラパス(La Paz)県
ーーーーの亜熱帯地域へ行く渡航者に推奨。ラパス(La Paz)とスクレ(Sucre)の
ーーーー都市部を除く。
19)マリ MALI
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:サハラ砂漠南部地域へ行く生後9ヶ月を超えるすべての
ーー渡航者に推奨
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり
21)ルワンダ RWANDA
ーー国の要求:1歳を超えるすべての渡航者に黄熱予防接種証明書を要求
ーー黄熱予防接種の推奨:あり

参考サイト:
2)外務省海外安全ホームページ
3)Centers for Disease Control and Prevention

質問先:
〒755ー0097
山口県 宇部市 常盤台1丁目20−2
上宇部こどもクリニック 
萩原啓二 
電話: 0836-29-1155
Fax : 0836-29-1156
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Saturday, April 17, 2010

ドンカ国立病院,ギニア

日時:1987年11月16日
場所:ギニアの首都コナクリにあるDonka 国立病院

1)日本から贈与した献血車:

2)ドンカ国立病院:入院患者さんがいました。医師,看護婦をほとんど
ーーーーーーーーーみかけませんでした。内部を見ましたが,写真を
ーーーーーーーーーとるのは遠慮しました。病院とは言えません。
                                      
3)コナクリ市内で,衣類を乾燥させているところ。
                                     
4コナクリの宿泊ホテル:

コナクリの市場,ギニア

場所         :ギニアの首都,コナクリ Conakry(人口約70万人,1987年)
撮影日時 :1987年11月15日
公用語  : フランス語, 部族語
宗教   : イスラム教, キリスト教, その他の民族宗教
通貨   : ギニア・フラン
電気  :220V,50c/s しばし停電。

ギニア入国に際してのWHO の勧告:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
Yellow Fever   
    Country requirement: a yellow fever vaccination certificate is required from all travellers 
    over 9 months of age.
Malaria   
    Malaria risk due predominantly to P. falciparum exists throughout the year in the 
    whole country. Resistance to chloroquine and sulfadoxine-pyrimethamine reported.   
    Recommended prevention: Mosquito bite prevention plus atovaquone-proguanil 
    chemoprophylaxis doxycycline or mefloquine (select according to reported resistance pattern)
Rabies   
    Rabies risk: High risk. pre-exposure immunization recommended for travellers and other 
    people for whom contact with domestic animals particularly dogs and other rabiesvectors is likely.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



1)日本大使館で健康診断行なう:青年協力隊員夫婦の1才の子供も。
2)コナクリの市場:現地の人に向けて写真は撮らないように大使館員に注意
ーーーーーーーーされたので隠れて,後ろから撮影。







         



                                      

                                

                                

St. Joseph's Catholic Hospital,リベリア


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リベリアの首都モンロビアにある St. Joseph's Catholic Hospital
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日時:1987年11月14日

場所:モンロビア,リベリア



                                 
病院:St. Joseph's Catholic Hospital. P.O. Box512, Monrovia, Liberia.
-------------この病院はマドリッドに本部をおくカソリック団体が運営。
ーーーーー医師(常勤6名,非常勤6名),看護婦,検査技師などは
ーーーーーアルゼンチン,スペインから。設備も申し分ない病院で,
ーーーーー大統領,政府関係者も利用。
院長のDr. Manuel G. Son:
                                      
産科病棟:

気管内挿管しているところ:
                                       
一般病棟:
個室:
                      
手術室:
                                    

新生児の割礼手術陰茎包皮を切除):日本では珍しい手術ですが
ーーーーーーーーー熱帯アフリカ,ユダヤ教,イスラムの一部地域で行なわれている。
                                    
保育器:
 
小児病棟:

モンロビア市内,リベリア


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滞在日時: November 11~14, 1987
場所  : モンロビア(首都), リベリア共和国Republic of Liberia
言葉  : English, 29 African languages
宗教  : Christianity, Islam, indigenous beliefs
貨幣単位: Liberian dollar
電気  : 110V, 60c/s



WHOの勧告
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黄熱病: リスクあり。入国には黄熱病ワクチン接種済みの証明が必要。

マラリア:全土でリスクあり,マラリアの予防薬の内服を推薦。
狂犬病: 家畜特に犬に接触する機会ある人は予防ワクチンの接種を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
現在もリベリアは政情不安定にあり国連平和維持部隊約15,000人が駐屯し
ています。1987年11月に行った時は,ちょうど内戦が始まる前の緊張した
時期でした。


この国はアメリカの黒人奴隷の子孫が作った国です。アメリカのタイヤ会社
Firestoneのゴム園があるためアメリカ人約3,000人。鉄鉱山はドイツ人が
経営しているためにドイツ人が約3,000人,レバノン人が数千人在住
(1987年当時)。日本人約80名,青年協力隊員と大使館員以外はいません

でした。

入国したとたん,鋭い目つきの人たちで,ガーナの温和な顔つきとは
異なります。交差点で車が止まると,物乞いの子供たちが押し寄せます。


                                      

                                      

Korle Bu Teaching Hospital,ガーナ

-------------  撮影した写真が行方不明 
1)ガーナ大学医学部付属病院:
(Korle Bu Teaching Hospital, University of Ghana Medical School
---- P.O. Box 4236, Accra, Ghana)

遠慮なく小児科外来,手術室,病室を見学しました。手術室は照明が暗く
コンクリート剥き出し,病室の窓ガラスは一部破損。熱帯熱マラリアの子供,
PCM(Protein-Calorie-Malnutrtion,栄養失調),結核性髄膜炎などが入院中。
--------- この病院で治療を受けるには少々勇気がいるでしょう。

医学部長のDr. Emmanuel Qvaye Archampongとお話しました。

印象に残ったのは ------- 医学生は毎年60〜70名,歯学生6~10人ほど
卒業する -------- イギリス,アメリカへ留学するのも毎年数名いるが,
母国のガーナにはその5%しか戻ってこない ------------

2)野口医学研究所(The Noguchi Memorial Institute for Medical Research):
この土地で亡くなった野口英夫博士を記念して1979年に日本の援助で作られた。

三重大学医学部小児科から派遣された中野先生がおられました。日本から
持参した小児用抗生物質,風邪薬,下痢止め,軟膏などを手渡ししました。
(現在,運営は日本からガーナ大学へ移管→ http://www.noguchimedres.org/


※ 野口英世(1876〜1928)
1913年ロックフェラー研究所で進行性麻痺は梅毒トレポネーマでおこる
ことを発見した。スピロヘータの1種には彼の名前が付けられています
Leptospira noguchii)。黄熱病はウイルスでなくスピロヘータが原因だとい
う仮説を試験するために西アフリカを調査旅行したが,アクラで1928年
5月21日黄熱病で死亡。

※ 黄熱病はウイルスが病原体(yellow fever virus)。


質問先:
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Friday, April 16, 2010

アクラ,ガーナ共和国

滞在日時:1987年11月8〜11日
場所  :ガーナ共和国の首都アクラ
言語  :English, African languages including Akan, Ewe
宗教  :キリスト教, indigenous beliefs, Islam
貨幣単位:Cedi
輸出品 : Gold, cocoa, timber, tuna, bauxite, aluminium, manganese ore, diamonds
電気  :220V,50c/sですがしばし停電
上水道 :しばし断水あり
市内電話:殆ど不通で無線で連絡
宿泊  :第一級ホテルMarriot Hotel。温水が故障,クーラーは騒音
注意  :ガーナへの入国には黄熱病ワクチンを接種したという証明書が必要

11月8日カイロを正午12時頃に飛び立って,ナイジェリアのカノ,ラゴスを
経由してガーナの首都アクラに到着したのが午後8時過ぎ。外気温は日本
の真夏〜〜〜蒸し暑い。

アクラ(1987年当時):人口86万人,レバノン人3,000〜4,000名,インド人1,500名,
ーーーーイギリス人1,000名(旧宗主国なのに少ない),韓国人650名,アメリカ人
ーーーー450名。日本人154名(子供13名。海外青年協力隊80名,大使館員6名,
ーーーー野口研究所4名,日本電信電話公社,ニチメン,丸紅,伊藤忠,住友電気
ーーーー三洋電気貿易,若槻水産の出張者など)。

11月9日:JOVC(=Japan Overseas Cooperation Volunteers 青年海外協力隊の英文略称)の
ーーーーーアクラ事務所で大使館員,青年協力隊員に健康診断,心電図,検尿を一部の
ーーーーー人に実施。
11月10日:JOVC事務所で健康診断。
ーーーーーーガーナで活動中の海外青年協力隊員77名(女子19名)の中で27名は
ーーーーーーマラリアに罹患(8名は検査で確認)。赴任した最初の何ヵ月かは
ーーーーーークロロキンを真面目に予防内服するが,その内に忘れる事多し。

日本大使館員の自宅で