Tuesday, May 29, 2012

チクングンヤ熱(Chikungunya fever)

チクングンヤ熱のリスクある地域

チクングンヤ熱(Chikungunya fever)はネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどにより媒介されるウイルス性の伝染病。チクングニヤ熱、チクングニア熱などとも表記する。
蚊媒介性疾患のデング熱やウエストナイル熱と症状が類似している。


1) 病原体:




2)感染経路:このウイルスの自然宿主はサルであり、サハラ砂漠以南のアフリカ、インド、
ーーーーーー東南アジアなどで発生する。ウイルスを媒介する蚊はヒトスジシマカ、
ーーーーーーネッタイシマカであり、人間から人間への感染は認められない。

3)流行:1952年に東アフリカのタンザニアで流行したのを機に発見された。不顕性感染で

ーーーー終わる可能性が大きいとされている。しかし2005年以降の流行では、おそらく
ーーーーウイルスの遺伝子変異によって、劇症化の傾向がある。インド洋の島国レユニオン
ーーーーでは、2006年5月18日までに人口78万人のほぼ3分の1に当たる25万8,000人が
ーーーー感染、219人が死亡している。またインドでも2006年に各地で流行している。
ーーーー2007年1月24日、日本での感染を初めて確認する。


3) 潜伏期間:4日〜7日。
4) 症状:39℃以上の高熱と斑状丘疹があり、関節が激しく痛む。
    チクングンヤとはマコンデ族の言葉(マコンデ語)で「前かがみになって歩く」
    という意味で、痛みに苦しむ患者の様子を表している。他に頭痛や結膜炎、羞明
   (眩しがること)などを伴うことがある。発熱は2日ほど続き急に終息するが、
    関節痛、頭痛、不眠、全身疲労などは5日から7日ほど継続する。
    致死率は0.1%と極めて低い。


治療法は特に確立していないが、クロロキンは効果があるとされている。CDCは、
解熱鎮痛にはアスピリンを避け、それ以外の非ステロイド系抗炎症剤を用いること
を勧めている。ワクチンは2000年に治験が行われたが、資金提供が打ち切られた
ために実用化されなかった。したがって2006年現在、予防法は蚊に刺されないこ
とだけである。




質問は: 
〒755ー0097
山口県 宇部市 常盤台1丁目20−2
上宇部こどもクリニック 萩原啓二 
電話: 0836-29-1155
Fax: 0836-29-1156
E-mail: keijihagiwara@gmail.com

Monday, May 21, 2012

部分日食


残念ながら今回の日食は天候不順で見れませんでした。 
2009年7月にこちら宇部でみた部分日食の写真を掲載しました。


1)日食のしくみ
2)日食の経路(2009年7月22日)


3)診療所でみた部分日食(2009年7月22日)



a.m. 10:52.
                                                                          a.m.11:04
                                                                         a.m. 11:16
                                                                         a.m. 11:57

Saturday, May 12, 2012