以前は口唇口蓋裂の手術跡がはっきりとわかりました。形成外科の技術の
進歩で手術痕がほとんどわからないほど進歩しました。口唇裂だけの奇形
もありますが,同時に口蓋裂もある例が多い。
兎唇(口唇口蓋裂)の手術は形成外科医により何回かに時期を分けて行な
われます。生後3〜6か月頃に口唇裂の形成し,その後9か月〜1才頃の
軟口蓋の形成手術,さらに1〜4才に硬口蓋の形成手術が行なわれます。
山口県では山口県立総合医療センター(山口県立中央病院の形成外科で
行なわれています。
口蓋裂では哺乳が困難なので,ミルク哺乳の際には乳首が平なものを使用
し,上顎にプレートを装着したりします。
ーーーー手術前 生後9か月
Fisher DM.; Unilateral cleft lip repair : an anatomical subunit approximation
technique. Plastic Reconstructive Surgery. 116:61-71. 2005から引用。
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